ITパスポート取得 ハードウェア編

 

1. 情報の表現

情報量の単位

1と0で表現され、bit(ビット)という

8bit集まると、1byte(バイト)になる。

 

1bitで表現できる情報量は、0と1の2通り。2¹

2bitだと、00、01、10、11の4通り。2²

n bitだと、2ⁿ通り。

 

情報量の計算に役立つ指数の公式

aᵐ x aⁿ = aᵐ ⁺ ⁿ

aᵐ ÷ aⁿ = aᵐ ⁻ ⁿ

(aᵐ)ⁿ = aᵐ ˣ ⁿ

a⁰ = 1

a⁻ⁿ = 1 / aⁿ

 

 

2. コンピュータの5大装置

制御装置、演算装置、記憶装置、入力装置、出力装置

 

制御装置と演算装置をまとめて、中央処理装置

略してCPU(Central Processing Unit)

 

CPU:制御と演算をする装置。人でいう頭脳。

一度に処理できるビット数で、32と64ビットなどがあり、ビット数が大きければ高性能。

CPUクロック周波数1GHzとあれば、1秒間に10億周期の信号をCPUが動作している。

周波数が高くなるほど、命令実行速度が上がる。

 

記憶装置:データを一時的に記憶する主記憶装置(メインメモリ)と、長期的に記憶する補助記憶装置(ハードディスク、SSDなど)がある。

 

主記憶装置

メモリには、電源が切れると記憶内容が消える揮発性の特徴を持つ、ラム RAM(Random Access Memory)と、

電源が消えても記憶内容が消えない不揮発性の特徴を持つ、ロム ROM(Read Only Memory)がある。

 

RAM:DRAM(Dynamic RAM)とSRAM(Static RAM)に大別される。

DRAM→安価、リフレッシュ必要、メモリに使う

SRAM→高価、リフレッシュ不要、キャッシュメモリに使う

 

リフレッシュ:一定時間ごとに再書き込みすること。

 

キャッシュメモリ:記憶容量な少ないが、転送速度を速くできる。

 CPU← →メモリ 処理が速くなっても、転送速度が遅いと、CPUが十分に能力発揮できない。

 CPU← →キャッシュメモリ← メモリ 必要な分だけキャッシュメモリに記憶することで、転送速度が速くなる。

 

 

ROM:マスクROMとPROM(Programmable ROM)に大別される。

マスクROM→製造時にデータを書き込むと、ユーザーは書き換えできない。

PROM→ユーザーの書き換えができる。

 PROMには、紫外線でデータを削除して書き換えができるEPROM、電気的にデータを削除して書き換えできるEEPROMがある。

 フラッシュメモリ:電気的に全部または一部を削除して書き換えができる。

 

 

 

補助記憶装置

磁気ディスク:ディスクに磁気を使ってデータを読み書きする(ハードディスク)

ハードディスク→補助記憶装置の中でも大容量で、アクセス速度も比較的速い。

 金属のディスクが回転し、磁気ヘッドを動かしてデータを読み書きしている。

 データの書き込み、削除を繰り返していくうちに、バラバラに断片化された状態になる(フラグメンテーション)。

バラバラになったデータを一つにまとめる作業を、最適化(デフラメンテーション)。

 

仮想記憶(仮想メモリ):ハードディスクの一部をメモリとみなし、見かけ上、メモリの容量を拡大する技術。

 1. 実行に必要ないメモリ上の記憶内容を一時的にハードディスクへ。(スワップアウト)

 2. 記憶内容が必要になった時にハードディスクからメモリへ。(スワップイン)

 

1と2の一連の流れをスワッピング

 

 レイド RAID(Redundant Arrays of Intexpensive Disks)

複数のハードディスクを使って処理速度や信頼性を向上させる技術

RAID0→データを複数のハードディスクに分散する(ストライピング)

RAID1→同一データを複数のハードディスクに書き込む(ミラーリング

RAID5→データとバリティ情報を複数のハードディスクに分散する

 

光ディスク:レーザ光を使ってデータを読み書きする(CD-ROM, CD-R, CD-RW, DVD, BD)

 

フラッシュメモリ半導体メモリを埋め込んでいる(SSD, USB, SDカード)

 

 

入力装置:データなどを外部から読み込む。(マウス、キーボード)

 

出力装置:処理されたデータを外部に書き出す、表示する。(ディスプレイ、プリンタ)

 

NFCRFIDの国際規格。ICタグSuicaなどのICカードに実装されている。近距離でのデータ送受信ができる。

 

バス:コンピュータ内部で、CPU、メモリ、周辺装置などでデータをやり取りするための伝送路。

CPU内部の伝送路を、内部バス。

CPU、主記憶装置や周辺装置間の伝送路を外部バス。

 

ハードウェアとソフトウェアの違い

ハードウェア:機械として実体があり、手で触ることができる。

ソフトウェア:プログラムやアプリのこと。手で触れないが、記憶装置に書かれた信号として存在している。

 

GPU(Graphics Processing Unit):画像データ処理に特化した演算装置。